電気製品はなんでも自作可能
電気製品の構造について知らない方も多いかもしれませんが、実は基本的には基盤にケーブルをはんだ付けしただけの製品がほとんどです。よほどの精密機械や専用設計の製品でない限り、ほぼすべての電気製品は根気さえあれば自作できます。しかし、大型の製品を作るためには相応のコストと手間がかかる上に、難易度も高いです。可能ではあるものの、現実的に考えて高度な製品を自作するなら完成品を購入した方が良いといえます。
1.デスクトップパソコン
電気製品の中でもとりわけ簡単に自作できるのが、デスクトップパソコンです。マザーボードやCPUなど自作用のパーツが各社から販売されており、それらの部品を一通り揃えれば、あとはケーブルを繋いでネジを締めるだけで完成します。難しい記述は一切必要ないので、「まずは気軽に電気製品を作ってみたい」という方におすすめです。部品選びが面倒な場合は、ベアボーンキットなどパーツが一通り揃ったキットを購入すると良いでしょう。
2.学習向けの自作キット
自作キットの中には、子どもの教育用に販売されている学習向けの自作キットが存在します。簡易的に電気製品を自作できるだけでなく、はんだ付けなどの技術の練習にもなるのでおすすめです。
電気製品を自作する際の注意点
電気製品を自作する際、何よりも注意すべきなのが静電気です。乾燥した状態で基盤に触れると、稀に静電気が発生することがあります。そうなると基盤に静電気が帯電するのですが、その状態で通電させると発火・発煙などのトラブルに繋がる可能性も少なくありません。作業を始める前に、部屋の湿度を上げたり、静電気を体から逃がしたりして対策しておきましょう。
プリント基板設計は基板設計だけでなく、ハーネスや回路設計などいろいろな付随要素もサポートしてくれます。